ASUSからは今まで3種類のChromebookが出ています。
- C300MA
- C200MA
- C100PA
最初に国内販売したものがC300MAでその後にC200MAをこっそりとリリースしてC100PAが出た訳ですが、C300MAは自分で購入して使っています。C100PAは現在ASUSさんからお借りして使っている訳ですがこの2つを実際に使ってみた感想及び比較を書いてみます。
C300MAは既に販売終了になっていますが、amazon等でまだ販売されています。
[amazonjs asin=”B00QF2F1DS” locale=”JP” title=”【日本正規品】ASUS ノートブック Chromebook ブラック ( Chrome OS / 13.3inch / Celeron N2830 / 4G / 16G EMMC / 日本語キーボード ) C300MA-BLACK”]
最大の違いはノングレアかグレア
あくまでも個人的な感想ですが、C300MAとC100PAの違いは液晶にあるように思いました。グレア液晶(光沢)かノングレア(非光沢)か。C300MAはノングレア液晶であり、C100PAはグレア液晶です。
この違いはかなりあります。好みにもよりますがC300MAのノングレア液晶はお世辞にも綺麗とは言えないし輝度も低いので画像編集には本当に向いていません。元々Chromebookがあまり画像編集に向いていないこともありますが、液晶の質的に更に輪をかけてむいていないものとなっています。
C100PAはグレア液晶で輝度も高く画像のメリハリがしっかりしている分、画像編集には向いていると思いました。
ただここで問題は液晶の大きさです。C300MAは13.3型、C100PAは10.1型。やはり画像編集をする際には液晶が大きい方が行い易いと言えます。だから本当ならC300MAがグレア液晶で輝度も高ければ良いのですが反対になっているがゆえに画像の編集も行いたい人には向いていないモデルになってしまっていると言えます。
Chromebookはあくまでもライトな作業用
元々Chromebookは画像編集には本当に向いていないため画像編集をメインで考えているのなら素直にWindowsかMacを購入すべきです。Chromebookは最初から選択肢から外すべきと言えるでしょう。
ならChroembookのメリットはどこにあるのか?と言えばライトな作業用には物凄く適しているということです。C300MAもC100PAも共にライトな作業、例えばブログ更新でも画像を元からあまり使わないものであれば適していると言えます。OSそのものが軽くブラウザベースで行うためにブログサービスやWordPressでの記事更新にはまさに最適なモデルとなっています。
反面、画像を沢山入れて行うと考えた場合にはこれほど使いにくいものは無い訳で。
- 画像を多用しないブログには最適
- 画像を多用するブログには最も適していない
Chromebookにタッチパネルは必要か?
C300MAにはタッチパネルはついていません。C100PAはタブレットモードになることからもタッチパネル搭載です。しかしボタンを押しながら持つというのはかなり違和感があって使いにくさを感じます。それなら素直にAndroidタブレットで良いのでは?と思う訳です。特にタブレットモードで重宝しやすい電子書籍用のアプリが無いChromebookではタブレットで使う用途がかなり絞られてしまいます。
Chromebookには正直、タブレットは不要であると感じました。Androidに任せようよ、その点は。
C300MAとC100PAを購入するのならどっちか?
C300MAは13.3型という大きさなのでキーピッチも標準キーボードと変わらないため入力は非常に行い易いと言えます。反面C100PAは10.1型というサイズのためキーボードのピッチも短く慣れていないと入力しにくいと言う点があります。メインがデスクトップのパソコンでサブとしてChromebookと使おうと考えている場合、C100PAだと入力に違和感が出てくるためにあまりおすすめは出来ないと思いました。
サブとしてのノートパソコンならC300MAの方が適していると言えます。ただし軽さは断然C100PAになるため持ち運び重視ならC100PAになります。
もっともデスクトップを普段使っていてサブとして使うのならChromebookではなく例えば同じASUSならWindowsノートのアウトレットのEeebookで良いんじゃないの?とは思いますが。
在庫が少ないようなのでまもなく完売になると思いますが。C100PAと価格はあまり変わりません。
ただデスクトップパソコンを持ってなくてスマホの画面サイズでは満足できないという人にはC100PAはありだと思います。むしろそういう人向けのものだと思いました。
Chromebookの優位性は既にウイルス対策のみ
Chromebook C300MAが出た当時、Chromebookは「安い・起動が速い・バッテリーの持ちが良い」という3つが特に注目されました。しかしWindows10になりバッテリーもいろいろ改善されSSDの価格も落ちたことでSSDやeMMC搭載のWindowsノートでも安いものが出てきて起動の速さは価格的な面での優位性もほぼ無くなりました。
残っているChromebookの優位性は既にウイルス対策が不要という点のみだと最近は感じています。もちろんウイルス対策をしなくても良いというのは大きなメリットですがOSのアップデート及び対策ソフトをきちんと入れている場合はあまり関係ありません。
Chromebookはこの1年でガジェット好きな人が遊ぶためのツール、もしくは詳しい人がブラウザだけで充分と考える人向けのものになってしまったと考えます。
そういう意味ではC300MAでもC100PAでもどちらでも好みで良いのかな?と思います。
まとめ
- 体感速度的にはC300MAもC100PAも差はほとんど感じられない
- ノングレア(C300MA)かグレア(C100PA)かは好みで選べば良い。
- Chromebookの優位性はウイルス対策が無いことだけ
- C100PAのタブレットモードはあまり意味が無い
率直な感想を書くと上記の通りです。
やはりChromebookは一般向けでは無いしパソコン1台で使う人向けでも無いと感じました。もちろん使い方次第なのですが。
あれ?比較になっていない(^_^;)
個人的にはどっちを買うか?と言えば入力しやすさならC300MA、見やすさならC100PAという違いしか感じられませんでした。
素直にASUSならWindowsノートの安い下記のモデルで良いんじゃないですかね?スペックの割には格安だと思いますから。
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