写真はChromebook C720
台湾Acerが15.6インチのChromebookを発売する事を発表しました。発売時期や発売国は未定ですが、15.6インチのChromebookは初めての登場です。13.3インチでも珍しいのにいきなり15.6インチとは・・・
2種類のスペック
リリースを読む限りでは2種類のスペックが用意されるようです。
上位モデルと下位モデルで主な違いは下記のようになっているようです。
項目 | 上位モデル | 下位モデル |
---|---|---|
画面解像度 | 1920☓1080 | 1366☓768 |
CPU | intel Core-i3 | intel Celeron |
メモリ | 4GB | 2GB |
記憶装置 | SSD32GB | SSD16GB |
ただし、このスペックは発売時には変更されると僕は読んでいます。アメリカでは約250ドルで発売されるという事ですが、250ドルだと日本円にして3万円ほどです。その価格でSSDを組み込んでくるとは思えないんですよね。現に発売されているChromebookのほとんどはeMMCです。AcerのC720はSSDとなっていますが、フルHDの液晶且つSSD且つCore-i3って3万円で出せるとは思えないんですよね。仮に4万円でも難しいかと。でも、SSDで出しているAcerだけにこれは少し期待したいところでもありますが。
15.6インチのChromebook、使い道は?
実際に15.6インチのChromebookって使い道があるのかな?と思いますがどうなのでしょうね。モバイル環境で持ち運ぶには大きすぎて不便です。企業向けで据置型で使うのなら良いのかもしれませんが、それならWindowsの方が使い勝手が良さそうにも思います。据え置いてChromebookを使う意味合いって無いと思います。起動の速さとバッテリーの持ちがChromebookのメリットなのですから据え置きで使うのならそのメリットってあまり重要では無いですよね。どういう需要を見込んで販売するのかが解りません。据置型ならChromeboxっていう手もありですからね。でも、別の見方をすれば企業導入を考えて15.6インチのChromebookは需要があるようにも思います。
人気がますます出ているChromebook
Chromebookの人気はますます上がってきていますね。Acerが15.6インチを出すという事は需要があると見込んだからだと思います。その需要はずばり企業でしょうね。Windowsを会社で使う場合、Officeやウイルス対策、セキュリティ対策がたしかに面倒ですし、コストもかかります。反面、ChromebookであればOfficeオンラインを使ったりウイルス・セキュリティ対策もWindowsに比べれば安価に済ませられます。ChromebookそのものはマシンスペックはWindowsに比べれば低くてもそれなりに快適に使えますので、初期導入コストも安く済みます。15.6インチはずばり企業の据置型のノートパソコンとしての需要を見込んでのものだと言えるのかな。
ただ、その分個人需要は低いように思いますし、僕自身もChromebookで15.6インチは必要ないと考えるので個人需要では売れないと思います。
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